Art Allianceが考える、
リベラル・アーツを学ぶ目的

リベラル・アーツに対する考え方をお伝えいたします。

Art Allianceが考える、リベラルアーツを学ぶ目的

昨今、グローバルに活躍する著名人たちがこぞってその重要性を強調する、リベラルアーツ。リベラルアーツとは、人間の思考の基盤をつくる基礎の学問、所謂教養です。アメリカで学び、現地美術館での実務経験を持つArt Alliance代表・宮本もまた、リベラルアーツの大切さを実感している一人。その経験と、英語でアートを教えてきた講師の見地から、現在の日本人が抱える問題点は以下の二点に集約されると考えています;

  • ダイバーシティ(文化的多様性)の欠落による海外の方との対等なコミュニケーション力の不足
  • 広く深い知識の海から、オリジナルなアイディアを生み出す、自分自身のゆるぎない価値観の創造の必要性
上記問題への突破口となる最適かつ必要不可欠な学び、それこそがリベラルアーツであり、特に美術史は、オーバーオールにすべてをカバーできる学問である、Art Allianceではこの様に考察し、講座を展開しています。

また、

  • 「真のグローバル・パーソンを育てる」
  • 「自分自身の軸となる価値観の創造」
これらは創立以来一貫して持ち続けているArt Allianceのスクール理念でもあります。リベラルアーツ(美術史)という学びの場を通して、Art Allianceでは今後も生徒様のお力になれる様、一層優れた講座をお送りしてまいります。

リベラルアーツを学ぶ具体的効用

実学とは対極の学問とも言えるリベラルアーツ、ではなぜ今、リベラルアーツがクローズアップされているのでしょうか?その効用について考察します;

① 相手の価値観の理解 → 相手の信頼を勝ち取り、対等なコミュニケーション力がつく

海外の相手を前に自分の考えを主張するには、まず、相手を理解しなければなりません。その為には、歴史、カルチャー、習慣、宗教観、政治経済等々、相手がおかれている背景の広く深い知識が必要です。言いかえれば、相手の価値観を理解する、ということですね。海外においては特に、お互いにコミュニケーションをとるかどうかの判断は、価値基準を自分が信頼できるレベルで共有できるかどうか、に重きがおかれています。自分と同等の教養レベルがない、同じ視点から話しができない、と判断された時点で、信頼を失いコミュニケーションが断ち切られてしまう・・・海外で活躍する多くの日本人がこの事実に直面し、教養を身につける事の必要性を痛感しています。

② 知識、思考の幅の増幅 → 自分自身の軸となる価値観の創造

リベラルアーツを学ぶ、すなわち、専門以外の様々な分野において、広く深く事象を掘り下げて考えていくことは、自分の知識や思考の裾野を広げ、多面的論理的に物事を検証する基盤を自分の中に創る、という事です。この基盤は、実社会において物事を判断する際、ゆるぎない基準、つまり、「自分自身の軸となる価値観の創造」へとつながります。

③ 普遍的事象の理解と論理的思考力 → 新たな課題の創造と解決

実社会は学校とは違い、誰かが答えが一つである問題を与えてはくれません。自ら解なき問いを創りだし、自分なりに解決しなければなりません。このオリジナルなアイディアを生み出す力は、個人の体験をベースにするには限界があります。そこで必要となるもの、それが多彩な基礎学問的知識であり、時代を超え受け継がれてきた普遍的事象の理解と学問的に事象を検証する論理的思考力です。この教養・学びこそ、今現実社会に存在する、一見ばらばらに見える事象を、深く理解し論理的につなげ、オリジナルのアイディアを創造し、解決していく力となります。

アーティストにとってこの力が最重要なのは言うまでもありませんが、昨今の日本の企業にとっても今声高に必要だとされているのがこの力です。かつて先進を極めた日本企業が、現在欧米企業に製品やサービス面の新規開発等で後れをとったのは、大学・企業が即戦力となる実学に偏向するあまりに、日本人全体の視野が狭くなった、つまり、リベラルアーツを軽視した結果オリジナルのアイディアを創造する力が弱くなった結果である、と多くの著名人は警鐘を鳴らしています。

現在世界のトップで活躍るアーティストやビジネスパーソンは皆、リベラルアーツを非常に重要視し、実際身につけています。国際化社会に対応する「真のグローバル・パーソン」として活躍する上で、リベラルアーツを学ぶ事は、遠回りに見えて、実は最も大切な課題ではないでしょうか。

Art Allianceで学ぶリベラルアーツとしての美術史

美術史こそ、日本にいながらにしてリベラルアーツを包括的に身につける適格な素材である、とArt Allianceは考えています。

Art Allianceでは、各時代の絵画について、アーティストの人物像から、背景となる歴史、政治経済、音楽、文学、宗教観等を"英語"という異言語で学ぶことでより多面的アプローチで向き合います。このプロセス - 相手(アーティスト)の価値観を理解し、多面的論理的に理解分析した上で、「自分自身の軸となる価値観」でその作品を味わう - こそ、リベラルアーツの多くの要素を網羅しています。さらにスクールでは、優秀な講師の下、「自分自身の軸となる価値観」を相互に発信し合い、新しい課題を発見し討論する、というインタラクティブな意見交換の場もご用意しています。

Art Allianceは、リベラルアーツを通して「真のグローバル・パーソン」へと飛躍するあなたを応援します!